通常のラズベリーパイのカメラモジュール(RaspberryPi Camera V2)ではマクロ撮影ができませんが、RaspberryPi Camera V2をレンズ交換式カメラにカスタマイズしたRaspberry Pi VR220カメラを使用すれば、マクロ撮影も可能になります。
Raspberry Pi VR220カメラ
レンズ交換式カメラモジュール
Raspberry Pi VR220カメラはRaspberry Pi Camera V2をカスタマイズしてM12/P0.5のレンズを取り付けられるようにレンズホルダーを装着したカメラモジュールです。
魚眼レンズや広角レンズ、望遠レンズなどを取り付けられるようになり、用途に応じた視野角のレンズを選択できるレンズ交換式カメラモジュールとして使用することができます。
Raspberry Pi Camera V2で撮影できる映像よりも広角に撮影できるなどで、使用用途が広がります。
Raspberry Pi VR220カメラの詳細については下記ページでご確認ください。
VR220カメラでマクロ撮影ができる
Raspberry Pi VR220カメラはねじ込み式でフォーカスを調整できるため、レンズのフォーカスを近距離に調整することができます。
この特性を利用して、望遠系のレンズ(RP-L55)を使用して近距離にフォーカスを合わせて撮影することで、RaspberryPiカメラでマクロ撮影が可能になります。
レンズを回すことでフォーカス位置を調整することができます。
※近距離にフォーカスを合わせた場合、無限遠は出ません。
※被写体とレンズの距離は調整可能です。RP-L55を使用した場合、被写体からレンズ先端までの距離は1cm程度から合わせることができます。
マクロ撮影
レンズをかなり被写体に寄せて(1cm程度)で撮影してみました。
マクロ撮影の画像
印刷の網目が見えるほど一部を拡大して撮影することができました。
※被写体との距離を離すことで、全体にフォーカスを合わせることができます。
等倍(100%)
撮影した画像を等倍で確認するとこんなにも大きく撮影されています。
実際のサイズ
実際のサイズは1文字の幅が約1mm程度です。
RaspberryPiカメラでマクロ撮影ができました
RaspberryPiカメラをカスタマイズしたRaspberry Pi VR220カメラと望遠系のレンズを使用して、接写でのマクロ撮影ができました。
検査などの産業用・業務用目的での利用はもちろん、動植物の観察用カメラとして使用しても楽しそうですね。